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Clara Schumann 最初に買うなら、このCD!

現在比較的容易に入手可能なCDの中から、曲のカテゴリーごとにイチオシのCDをご紹介します。
CDの写真をクリックすると、そのCDの詳細説明にジャンプします。


ジャンル問わず、イチオシCD
Clara Schumann Complete Piano Works
Jozef de Beenhouwer (ピアノ)
CPO 999 758-2(輸入盤、3枚組)
2007年7月にGrutzumannによる全集が発売されましたが未収録の曲が多く、依然としてこのCDが史上唯一のクララのピアノ独奏曲全集です。ピアニスト・クララの神髄を余すことなく伝えてくれる貴重なCDです。演奏は極めて高水準で、どの曲を聴いても不満がでることはありません。
1991年にオランダのPartridgeレーベルから単売で発売されていた物ですが、ごく少量が流通しただけで廃盤となりました。そして10年の歳月を経て流通のしっかりしたCPOレーベルから2001年8月に再発売になったのです。価格も手頃で3枚組3200〜3600円位です。

クラリスト、これを買わずに、何を買う!


 
ピアノ独奏曲、イチオシCD
Clara Schumann Piano Works
Konstanze Eickhorst (ピアノ)
CPO 999 132-2(輸入盤)
クララのピアノ独奏曲のCDの中で「最も演奏の優れたCD」を挙げなさいと言われれば、このCDを挙たいと思います。クララの曲の持つ優しさや、内面的なデリケートさを余すことなく表現した柔らかなピアニズムは、数あるクララのピアノ曲のCDの中でもずば抜けています。曲目もクララのピアノ独奏曲から代表的なもの、クララの特質が発揮された作品がほぼ網羅されています。
CPOレーベルは国内代理店がしっかりしているだけに、注文すれば地方でも確実に入手できます。大都市の大きなCDショップなら店頭在庫もあるかもしれません。価格はミッドプライス、2200〜2500円ぐらいだと思います。

 
室内楽、イチオシCD

Clara Schumann Klavier- und Kammermusik
     (Piano and Chamber Music)
Micaela Gelius(Pf), Sreten Krstic(Vn), Stephan Haack(Vc)
ARTE NOVA  74321-72106-2(輸入盤)
ARTE NOVA  ANO 721060 (2006年盤)
クララの室内楽には、ピアノトリオ作品17とピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス作品22がありますが、このCDにはこの二曲と、ピアノ曲の代表的な物が収録されています。このCDもほぼ満点の出来のCDです。録音の素晴らしさはクララのCDの中ではトップで、ピアノ曲の演奏もKonstanze Eickhorstにも勝るとも劣らぬ秀演です。室内楽についてもこれ以上を望むべくも無いような秀演が繰り広げられます。クララの特質を余すことなく発揮する甘美な音色のヴァイオリン(1711年製ストラディヴァリウス)と、重心の低い、優しいピアノとチェロが喜々とした推進力を持って演奏を繰り広げます。
このCDは500〜800円で販売されています。取り敢えずこれ一枚あれば、ピアノ曲と室内楽の最上級の演奏を楽しむことが出来ます。
Arte Novaレーベルは流通量の多いレーベルですので、注文すれば地方でも確実に入手できるでしょう。なお2006年に再プレスされてジャケットデザインが変わっています。

 
歌曲、イチオシCD

クララ・シューマン 歌曲集(全曲)
     Clara Schumann Lieder
Lan Rao (ソプラノ)Micaela Gelius (ピアノ) 
ARTE NOVA/BMG BVCC-6046(国内盤)
ARTE NOVA  74321-43308-2(輸入盤)
ARTE NOVA  ANO 433080 (2007年盤)
このCDには合唱曲を除くクララの歌曲の全てが収録されています。そしてこのCDには三つの特別にお勧めする点があります。まず第一にその演奏。ソプラノのラン・ラオの声がとてもチャーミングで色っぽく、この上もない情感を込めて熱唱を繰り広げます。このCDを聴いた後では他の歌曲のCDが少し物足りなく聞こえるのは仕方のないところでしょう。第二にお勧めする理由は、国内盤には世界で唯一のクララの歌曲全曲の歌詞対訳が付いていることです。そして第三がその価格。国内盤で880円、輸入盤は500〜800円で販売されています。
国内盤は限定盤という触れ込みで1997年に発売されましたので、既に廃盤ですが、もし中古ショップで見つけたら迷わず入手することをお勧めします。輸入盤は2000年末&2007年にドイツで再プレスされジャケットが下の写真の物に変更になりました。

 
ピアノ協奏曲、イチオシCD
ROBERT AND CLARA SCHUMANN 
CONCERTOS FOR PIANO AND ORCHESTRA
杉谷昭子 (Pf) Gerard Oskamp (Cond.) Berliner Symphoniker
Verdi Records 9233(海外盤)
ビクター VICC-149(国内盤)

数あるクララのピアノ協奏曲作品7のCDの中で、最も生き生きとして、表情豊かに、ピアニストもオケも喜々として演奏しているCDがこの杉谷昭子さんとオスカンプ/ベルリン響のものです。クララが弱冠13才の時に作曲を初めたこの協奏曲は客観的に見て演奏効果を上げにくい曲ですが、杉谷さんの手に掛かるとその様な事を微塵も感じさせない名曲になって浮かび上がります。
国内盤はかなり以前に廃盤になり、海外盤も海外発注が必要とあって入手性には問題がありました(2001年9月現在、海外入手も困難になりました)。しかし最近になって国内盤の在庫が杉谷昭子さんの音楽事務所にある事を知人の方から知らせて頂けました。杉谷さんのホームページのディスコグラフィーから「お問い合わせ」先のメールアドレスに連絡すれば、国内盤を入手することが出来ます。(左の写真は海外盤のものです)

 
ピアノ独奏曲、イチオシ相当のCD
Clara Schumann Piano Music
Yoshiko Iwai (岩井美子 ピアノ)
NAXOS 8.553501
ピアノ独奏曲のイチオシはKonstanze EickhorstのCDでしたが、この岩井美子さんのCDも忘れてはなりません。比較的ゆったりとしたテンポの中に日本女性らしいきめ細やかな心配りが随所に感じられて、とても心地良い演奏となっています。輸入盤ですが、良く知られたナクソスレーベルですから下手な国内盤以上に入手が容易です。価格も1000円以下です。是非購入下さい。

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