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ボー・スコウフス ロベルト&クララ・シューマン歌曲集
BO SKOVHUS The Heart of the Poet

Songs by Robert and Clara Schumann
Bo Skovhus (Baritone), Helmut Deutsch (Pf)

レーベル;Sony Records 入手性;現行盤
CD番号;SRCR 1724(国内盤), Sony 62372(海外盤) お気に入り度;★★★
録音年月日;1998年1月15-18日 録音;DDD 資料的貴重度;★
収録時間;70分47秒 音質    ;★★★★


収録曲
    クララ・シューマン:
  1. 愛の魔力【愛の魔法】・作品13-3
  2. 月は静かにのぼってくる【月は静かに昇った】・作品13-4
  3. たおやかな蓮の花【無言の蓮の花】・作品13-6
  4. わたしが美しいために愛してくださるなら【美しさ故に愛するのなら】・作品12-4
  5. なぜあなたは他のひとたちにたずねるのですか【何故他の人に尋ねるのか】・作品12-11
  6. わたしはあなたの目のなかに【私はあなたの瞳に】・作品13-5
  7. おやすみ
  8. わたしは暗い夢のなかにいた・作品13-1
  9. 彼らは互いに愛し合っていた・作品13-2
  10. 民謡【民衆歌】
  11. ローレライ
  12. ※上記は国内盤CDの表記による。【 】はこのサイトで使っている、高野茂氏の訳による曲名。
    ローベルト・シューマン:
  13. リーダークライス・作品24 (全8曲)
  14. 詩人の恋・作品48 (全16曲)


コメント

バリトンのボー・スコウフスはデンマークのイカスト(Ikast)生まれ、オペラを中心に活躍している様ですが、メジャーレーベル、ソニーから歌曲のCDを何枚か出しているので御存知の方も多いと思います。オーストリー生まれのピアニストのヘルムート・ドイッチェもレパートリーの多いピアニストですね。

クララのCDと言えば、マイナーレーベルのあまり知名度の無い音楽家の演奏が殆どですが、これはメジャーレーベルのメジャーアーティストによるローベルトとクララの歌曲集です。クララの歌曲が11曲とまとまって聴けるのが嬉しいです。また男声によるクララの歌曲のCDは他に二枚ありますが、録音順で行くとこのCDが世界初と思われます(解説書に喜多尾道冬さんもそう書かれています)。
私個人はメジャーなアーティストは一部を除いてあまり好きではありませんが、それは作曲家よりもアーティスト側の個性を強く押し出してくる傾向(つまりはコマーシャリズム)が散見されるからです。そんなトラウマがあってこのCDも発売から10年近くも購入しませんでした。そして恐る恐る聴いて見ると、、、メジャーアーティストとは思えない、、、なんとまぁ飾り気の無い素直な歌唱!。そしてこのCDを二回聴き通した時に浮かんだ言葉が「冷麦」です。素麺ほど線が細くも無く、うどんの様な太さも無い。透き通るような透明感も感じません。中庸といえば中庸で、加えて味が極めて薄口。冷麦は美味いつゆで戴きたいですが、この歌唱はつゆなしで食べる冷麦という印象です。
その後も数回聴き通しましたが、ウットリするような甘い声質でもなく、特に変化もつけないので、素直過ぎて、歌のうまい普通のオジサンが歌っている様な印象から抜け出せませんでした。このCDにはメジャーレーベルにありがちな押し付けはありませんが、私の耳との相性は良くないようです。

このCDの国内盤には喜多尾道冬さんによる解説があり、クララとローベルトの歌曲作曲時期の状況の簡潔な説明があります。また全曲の歌詞対訳が掲載されていますので、絶版で事実上入手が不可能なラン・ラオのクララ・シューマン歌曲全集・国内盤(同じ喜多尾道冬さんによる全曲の歌詞対訳を掲載)の代わりとして、11曲に限りクララの歌曲の歌詞を楽しむ事が出来ます。



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