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Maria Szymanowska, Fanny Hensel-Mendelssohn, Clara Schumann, Elfrida Andree, Agathe Backer Grondahl, Valborg Aulin, Lili Boulanger |
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| レーベル;Swedish Society(スウェーデン) | 入手性;廃盤 | |
| CD番号;SCD 1043 | お気に入り度;★★ | |
| 録音年月日;1987年9月22日-10月2日 録音;DDD | 資料的貴重度;★★★ | |
| 収録時間;63分38秒 | 音質 ;★★★ | |
Solveig FunsethというピアニストはこのCDで初めて知った人ですが、残念ながら名前とジャケットの写真以外の情報はライナーノーツに記載されていません。
Women Composersと題されたこのCDには、珍しい部類に入る女性作曲家の曲が多数収められています。ただ私の耳に響く全体的な演奏の印象は、珍しい楽譜を手にした音楽学生が多少の練習後に弾いているという感じで、ミスタッチや耳につく粗はありませんが、音楽的な深みに欠けるものです。抑揚とか表情の幅に乏しく、楽譜を通じて自分の内面に沸き起こるはずの情感を音に反映出来ているという感じがしません。ファニーとクララのピアノ曲に関しては個人的にかなり聴き込んでいますので、他の優れた演奏と比べてしまうとどうしても見劣りがしてしまいます。ただ一部にあるような楽譜を無視して適当に弾きまくる演奏とは違い、ひとつひとつの音符を比較的ゆったりとしたテンポでキチンと弾いていますので、大きな不満も出ないでしょう。
Elfrida Andereeはスウェーデンの作曲家ですが、作品7は北欧的というよりもシューマン的な香りのする全部で5分強の小品集で、第三曲Allegro moderatoなどはどこかで聴いたことの有るような馴染みのあるリズムの曲です。
ノルウェーの作曲家、アガーテ・バッカー・グレンダールのピアノ曲も滅多には聴けませんが、このCDに収められている曲は全体的に耳に心地よいものです。適度な陰影と明るさと、耳の馴染みやすい優しいメロディに満ちており、ひとつ前のCDの解説で書いた彼女の歌曲の性質(骨太と表現しました)とは打って変わって繊細さのあるものです。同じ作曲家の曲とは思えないほどの違いを感じます。アガーテの歌曲とピアノ曲に対する姿勢の違いなのか、あるいは演奏家の性質の違いなのか...? ちょっと乱暴的ですが、北欧に生まれたショパン的なピアノ曲と例えられるかもしれません。
Valborg Aulinもスウェーデンの作曲家。このCDに収められたピアノ曲も優しく耳に心地よいものです。ワルツと題された作品8ー2はシューマンの影響を感じさせる曲で、こうしていろいろと聴いてみると、当時の女性作曲家にローベルトの曲は相当に「もてた」のかも知れませんね。一方でマズルカは(当然ながら)ショパン的な香りがします。
リリ・ブランジェはクララやファニーと並んで比較的録音されている作曲家ですが、さすがに彼女の曲はこのCDでもフランス的な香りに満ち溢れています。優しく耳に心地よいと言うよりは、フランス色の中に放り込まれる感じの近代的な緊張感(?)の漂う曲と演奏になっています。
2001年9月現在、このCDはインターネットCDショップのカタログに見つけることが出来ません。
Modified in September 2001