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Deutsche Romantik
Clara Schumann, Johannes Brahms
Susanne Launhardt (Pf), Zdenek Simane (Cond), Kammerorchester Merck
レーベル;BAYER RECORDS(ドイツ) 入手性;廃盤
CD番号;BR100096 お気に入り度;★★★
録音年月日;1989年12月 録音;DDD 資料的貴重度;★
収録時間;54分23秒 音質    ;★★★★


収録曲
  1. クララ・シューマン;ピアノ協奏曲イ短調作品7
  2. ヨハネス・ブラームス;セレナーデイ長調作品16


コメント

ピアニストのSusanne Launhardtはドイツ・フランクフルト生まれ。写真を見ると(CD発売時点で)まだ30代前半ぐらいの若い女性です。主にドイツ放送局と共に録音を残しているそうです。指揮者のZedenk Simaneは1928年にチェコはプラハで生まれたとありますので、円熟の境地に入った指揮者といえましょう。1972年からメルク室内管弦楽団の指揮者をしています。メルク室内管弦楽団は1966年に設立されたドイツのオーケストラです。

ブラームスのセレナーデ作品16の演奏ですが、このCDで初めて聴く曲なので(ブラームス好きの私がなんたること!)他の演奏と比較できませんが、派手さのない、しっとり落ち着いた感じの演奏という感じがします。ブラームスのオーケストラ作品としては私好みの演奏スタイルです。

クララのピアノ協奏曲の演奏も、どっしり落ち着いた骨太な演奏です。第1楽章、第2楽章を通じて急ぐことが決してなく、ゆったりと流れる大河のような演奏と言えるでしょう。第2楽章のチェロの音色も妖艶というよりは禁欲的なものです。他のCDで聴くと恋人同志の語らいのようにも聞こえるチェロとピアノの掛け合いは、このCDではストイック(あるいはプラトニック)な関係のふたり、という感じです。第3楽章は落ち着き払った骨太さを残しつつも、クライマックスに向かってテンポが早くなります。それまで心の内に抑えてきた感情をほんの少しだけ発露させて、ピアノとオーケストラの熱い(とはいっても抑制が利いていますが)掛け合いの中でエンディングを迎えます。

このCDの入手は恐らく困難ではないかと思います。少なくともAmazon.comやバークシャー・レコードのリストには載っていませんし、国内のクラシックCD通販ショップのカデンツァにもこのCDの情報が載ったことはありません。このCDは友人から譲っていただきましたが、その方はHMVで買われていますので、大都市圏のHMVなどの大型ショップなら店頭在庫が残っているかも知れません。しかし実質廃盤でしょう。

Modified in September 2001


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