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LIEDER |
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| レーベル;BIS | 入手性;輸入現行盤 | |
| CD番号;CD-738 | お気に入り度;★★★ | |
| 録音年月日;1995年5月24-27日 録音;DDD | 資料的貴重度;★ | |
| 収録時間;77分39秒 | 音質 ;★★★★ | |
女性作曲家としてはメジャーどころの三人の歌曲をタップリと楽しめるCDです。
まず演奏者ですが、ソプラノのChristina Högmanはスウェーデンのウプサラ(Uppsala)生まれ。ウプサラ大学とストックホルム王立音楽大学で声楽を学び、現在はスウェーデンを中心に活躍しています。
ピアニストのRoland Pöntinenは1963年、スウェーデンのストックホルムに近いDandaeryd市に生まれて、Adolf Fredrik Schoolとストックホルム音楽大学に学んでいます。現在はEdsberg Musical Instutiteのピアノ教授をしています。二人ともにBISレーベルに沢山の録音を残しています。
この二人による歌曲からは「質実剛健」という言葉が思い浮かびます。Högmanの声はソプラノとしては低めでメゾソプラノに近く、ビブラートはあまり効かせずに安定感のある歌唱を聴かせてくれます。聴かせどころではかなり力強い歌唱を繰り広げますので、パワフルで骨太な印象も漂います。
個人的にはクララやファニーの歌曲に愛らしさやクリスタルの様な透明感を求めていますが、その様な性格とは違うとは言え、Högmanの歌唱に荒々しさは全く無く、不思議な透明感も併せ持っています。ちょっとマニアックな比喩ですが、5L V8クラスのエンジン音の様な、骨太でありながら安定感に富み、綺麗にバランスの取れた透明感と言えば分りますでしょうか?この歌唱には一聴して心に突き刺さる様な際立った特徴はありませんが、20回聴いても飽きない良さがあると思います。
このCDでクララとファニーの曲を連続して聴くと、ふたりの性格が極めて近い事を実感します。私はこのCDを何度聴いてもクララとファニーの境目が音楽だけからは判別出来ないのです。実は10曲目と11曲目の間は曲間が長いのでそこで分るのですが、意図的にそれを無視すると自然に聞き流せてしまい、クララとファニーの歌曲は同じ作曲家の手によるものの様です。どちらも美しい和音とメロディによってロマンティックな感情を表現しています。クララのサイト管理者が曲を聴いてクララの物かどうか判別出来ないのか?と怒られそうですが(笑)、クララと同じぐらいファニーも好きで、ファニーの歌曲も聴き込んでいて耳に馴染んでいるのです。試しに数えたら2008年3月現在所有の歌曲/合唱曲のCDは、クララが24枚で、ファニーが20枚でした(ふたりのカップリング盤は重複カウント)。
それに対してふたりよりも60〜75年も遅れて生まれたアルマの曲はずっと現代的で、不協和音やアンニュイなメロディに包まれた、別の世界の魅力を持った曲達です。ファニーとアルマの境目を聞き逃すことはありません(笑)。
このCDには歌詞の独英対訳がついていて、歌詞理解に助かります。CDの入手性ですが、時折販売元在庫切れになりますが、メジャーなBISレーベルですので、大手CDショップから発注すれば購入可能と思います。