7. また快活なクララに戻って(105〜130小節)
(譜例は105小節から110小節まで)
物思いに耽って、愛を語ったクララもまだ13歳。もの悲しい雰囲気は長くは続かず、すぐに又元気快活な少女に戻ってしまいます。一番高い音を一定に保ちながら、次の音がそこを目がけて急速に上昇して行く音型がしばらくの間繰り返し出てきます。これはまるで若きクララの自由奔放さを表しているように聞こえます。
Vivoと記された131小節からはハ長調から変イ長調に移調します。その為か元気快活なメロディにも不思議な怪しさが漂います。私の耳には、ローベルトがいつもの楽しくも不思議なお伽話を始めて、それを目をキラキラと輝かせながらクララが聞き、笑い、ふざけあっているように聞こえます。