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Clara Schumann
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Veronica Jochum (ピアノ)
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レーベル;TUDOR(オーストリー) |
入手性;廃盤 |
CD番号;TUDOR 7007 |
お気に入り度;★★★★ |
録音年月日;1995年4月18-21日 録音;DDD |
資料的貴重度;★★★★★ |
収録時間;69分05秒 |
音質 ;★★★★ |
収録曲
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ロマンティックなワルツ 作品4
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音楽夜会 作品6
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即興曲 ウィーンの想い出 作品9
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スケルッツォ 作品10
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ロマンス・ヴァリエ 作品3
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スケルッツォ第二番 作品14
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ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 作品20
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即興曲 ホ長調
コメント
このピアニストは、著名な指揮者のオイゲン・ヨッフムのご令嬢です。Beenhouwerのクララピアノ独奏曲全集が再発売されるまでの間は、このCDに収録されている曲は極めて貴重でした。作品4、作品9、即興曲ホ長調は、Beenhouwer盤以外ではヨッフム嬢のCDでないと聴くことが出来ません。演奏のレベルは高水準で、全く不満はありません。ヨッフム嬢の演奏は比較的中庸なテンポで、弱音をあまり弱くせず、レガートも弱めで、ひとつひとつの音符の存在を明確につつ雄大に弾いて行きます。ピアノの音色はキラキラと美しく輝いており、録音も優れています。
作品9「即興曲ウィーンの想い出」の演奏は実に雄大華麗な響きを持っていて、聞き惚れてしまいます。作品10「スケルッツオ」、作品14「スケルッツォ第二番」も急速なテンポを持つ曲だけに、ヨッフム嬢のタッチが冴え渡ります。最後の即興曲ホ長調も華麗にキラキラと輝いて、素敵な演奏です。ただ若きクララの美しさを持つはずの作品3は、雄大に過ぎて少し嫋やかさが不足しているようです。
このCDも、発売当初は国内で入手可能でしたが、2001年8月現在、米国でも見かけなくなりました。廃盤の様です。
Updated in September 2001
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