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Clara Schumann
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AMATI Ensemble
Gil Sharon (Vn), Idith Zvi (Pf), Gilah Yaron
(Sop), Catalin Ilea (Vc)
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レーベル;Arcobaleno(ベルギー) |
入手性;海外現行盤 |
CD番号;AADC-93612 |
お気に入り度;★★★ |
録音年月日;不明 録音;DDD |
資料的貴重度;★ |
収録時間;60分42秒 |
音質 ;★★★ |
収録曲
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ピアノ三重奏曲 ト短調 作品17
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ピアノとヴァイオリンの為の3つのロマンス 作品22
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ヘルマン・ロレットの「ユクンデ」による6つの歌 作品23
コメント
アマティ・アンサンブルはイスラエル生まれとルーマニア生まれのアーティストの集団で、このCDでは全般的に感情豊かな演奏を繰り広げています。
ピアノ三重奏曲は、比較的テンポがゆったりと採られた演奏で、一つ一つの音符に表情が豊かに付けられて、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのバランスも良く、なかなかの好演と言えます。特に第二楽章のテンポは非常にゆったりとしていて、すべての音符がキチンと存在感を持っています。ただGelius
Trioの名演と比べてしまうと、やはりやや淡白という聞こえ方がしてしまいます(それだけGelius
Trioの演奏が名演なのです)。
録音はやや中域が張り出した軽さを持ったもので、最良レベルとは言えません。
ヴァイオリンとピアノの為の三つのロマンスの演奏は素敵です。私の求める妖艶で甘い音色のヴァイオリンと、優しく語りかけるようなピアノの音色が実現されています。テンポも比較的ゆったりと採られていて、とても楽しめる演奏になっています。惜しむらくは録音の特性から、ヴァイオリンの音色にやや深みが欠ける事でしょうか。またピアノの音色はこの曲に限らず素朴な物で、CDに記述はありませんでしたが、聴き慣れたスタインウェイとは違うようです。
ヘルマン・ロレットの「ユクンデ」による6つの歌は、ゆったりとした素朴なピアノと、誠実なソプラノという感じです。情感の豊かさはありますが、さほど抑揚の大きな歌唱ではなく、声の透明感という点でも今一つです。
このCDはバジェットプライスになって、2001年9月現在でもAmazon.comのカタログに載っています。
Updated in September 2001
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