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Clara-Wieck-Strasseの次にやって来たのは、インゼル街18番(Insel Strasse
18)にあるシューマンハウスです。ここはクララとローベルトが結婚直後に住んだ家で、当時はインゼル街5番という住所でした。
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建物の正面です。夏に訪れたので木の葉が多く、建物が良く見えません。この建物はライプツィヒ市から歴史的建造物の指定を受けています。
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シューマン夫妻の住居跡(一階、日本流の二階)は現在シューマンハウスとして公開されています。またそこはクララ・シューマン小学校にもなっています。
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小学校が併設されているので、この様なオブジェも。
ライプツィヒはシューマンだけではなく、バッハ、メンデルスゾーンゆかりの地でもあり、音楽教育に特に力を入れているようです。この小学校にお嬢さんを通わせている日本人の方から教えて頂きました。
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この日はクララとローベルトのコンサートがあるようでした。生憎17時にはライプツィヒを離れなければならないスケジュールなので、参加出来ませんでした。
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建物の裏側です。
写真は掲載しませんでしたが、この写真の左下の入り口から入ると、壁面一杯にクララ・シューマン小学校の生徒が書いた絵やコラージュが貼られていました。どの作品からもクララをこよなく尊敬している様子が伝わってきました。
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入館料を払ってシューマンハウスの展示室に入ると、今夕のコンサートのピアニストの方が、シューマン愛用のピアノで「森の情景」の練習をされていました。コンサートに出ずしてコンサートの曲を聴けるとはラッキーです。
ピアニストは我々を見ると「ピアノを動かしたいので手伝ってくれ」と言われて、ピアノの配置をコンサート用に変更しました。つまり私にはこのピアノに触り、持ち上げる栄誉が与えられました。
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展示室には様々な資料が展示されていましたが、シューマンハウスとしてはツヴァイカウ、ボンに続く最後発の資料館の為、殆どがオリジナルではなくコピーでした。
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クララが1831年にゲーテの前で演奏した後で、ゲーテから貰った手紙のコピーです。御前演奏が10月1日なので、その直ぐ後に手紙を貰っています。
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クララのデビュー50周年を記念したコンサートのプログラムです。50周年記念コンサートはデビュー日の10月20日に当時クララが住んでいたフランクフルトでまず行われ、その4日後にデビューを果したライプツィヒ・ゲヴァントハウスで行われています。これは後者のプログラムです。
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ローベルトとクララの合作、リュッケルトの「恋の春」からの12の歌・作品37&12の出版譜です。表紙に二人の名前が並んでいますね。
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これは単なる印刷ですが、私にとってシューマンハウスでの最大の収穫。書籍類には全く印刷されていないクララの肖像画で、唯一ツヴァイカウのシューマンハウスのガイドブックに展示室の情景の一部として、とても小さく掲載されているのみです。初めてこの肖像画の詳細を確認することが出来ました。これを見るとオリジナルはベルリンの美術館にあるようですね。機会を捉えてベルリンに行きたくなりました。
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展示室の隅に無造作に置かれていたこのピアノは、クララの父、ピアノ商・フリードリッヒ・ヴィークが扱ったピアノです。
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ピアノ正面のエンブレム(?)です。書いてある文字は「Pianoforte Magazin
von Friedrich Wieck in Leipzig」。日常用のピアノの様です。
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そして、フリードリッヒ・ヴィークお父さんの肖像画。見るからに怖そうなお父さんです(笑)。 |